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コロナ禍により孤独死はどうなっていくのか

2020年も半ばとなる現在においても残念ながら孤独死は増えつつあります。2015年時点で全体の35%が単独世帯であり、2040年には40%となる見込みであり、今後ますます孤独死そのものも増えていくものと思われています。また若くして自殺されてしまうなど、孤独死は全世代的問題にもなっています。今回はコロナ禍を踏まえた上で私たちが何に気を付けるべきかを改めてご説明させていただければと思います。

■コロナ禍で孤独感はどうなったか

◆あらゆるコミュニケーションが乏しくなってしまった

2020年5月末において緊急事態宣言が全国規模で解除となりましたが、それまでの自粛生活によるストレスを感じていた方も多数おられました。必要最低限の買い出しのみを良しとされ、気軽な散歩も難しくあった中では鬱屈とした思いを抱えざるを得なかったことと思います。もちろん感染拡大を防ぐべくやむを得ない処置であったとはいえ、どうしても孤独感は募るもの。勤め人であったとしても気の休まることの無い職場の方とだけのやりとりだけになってしまい、やはり寂しさを覚えた方も多かったそうです。

◆運動不足などによるストレスも

散歩を含む外出が制限されたことで運動不足になりがちになってしまったともされている自粛生活。こうした肉体面での不調もまた当人が気が付かぬうちに精神を侵してしまいます。室内での筋トレが必要とされたとしても暗い気分では体も動かす気にもならず、それにより体重増加などが起き、またストレスが溜まるという悪循環が生じがちです。これもまた家族などすぐそばに誰かがいれば本来は人の目という形で歯止めがかかるべきところではありますが、単独生活では苦しいままとなるでしょう。

■これからのコロナ禍との時代の中で孤独と戦うには?

◆まだ完全に解決した訳ではないコロナ禍

宣言解除とはいえ、いまだ感染される方もおられるなど解決には至らないコロナ禍。既に冬にも第二波が来るのではなども囁かれており、いつまた今回のような自粛生活が求められるのか分からない状態となっております。誰にとっても同じ辛さが訪れることが予想されている中で、私たちはどうすれば良いのでしょうか。

◆楽しみ、心を豊かに保つためにも新しい文化に飛び込んでみよう

世界的な自粛生活の中で改めて花開く文化もありました。インターネットのビデオ通話を介しながらお酒を楽しむ宅飲み文化、またオンラインゲームなどでの仮想世界を介してのコミュニケーションを楽しむ文化。それらはこれまでそうした文化に触れていなかった方々も巻き込むように世界的なトレンドとなりました。
体力低下も恐ろしいところですが、何を始めるにもまず精神的に安定できているのかどうか、というところが大切だと思われます。苦しくなってしまうとどうしても普段とは違う選択をしてしまうのが人の心。楽しさを感じて居なければ冷静な判断も難しくなってしまいます。

◆まずは自分のことを語ろう

ではそうした文化に飛び込むにはどんな心構えが必要なのか。気軽に自分の考えを発信してみると良いと思われます。SNSなどはトラブルも多いとされていますが、本来はコミュニケーションの場。例え誤ることがあったとしても許されるべきなのが当然の場所です。世間のことや、自分の趣味など、ちょっとしたことを気兼ねなく、また誰も傷つけないように発信できる癖を身に付けておくことが今後のコロナ禍に対する、またこれからの時代における孤独死を避ける為の一つのテクニックなのかもしれません。

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