メモリアルの前田です。
今年の夏は本当に暑かったですね。
この暑さはいつまで続くのだろうか…と心配していましたが、今ではすっかり朝晩涼しくなり、秋めいてきました。
過ごしやすい秋の季節を迎えたかと思えば、台風の影響により、気温が30度を越える日もありましたね。
そんな真夏を思い出す暑い日に、火災現場での家財整理のご依頼を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
現場は群馬県前橋市広瀬町にある集合住宅の4階のお部屋でした。
男性2名、女性4名で作業開始です。
4階にあがる階段の前には立ち入り禁止のテープが張られており、作業員達にも緊張が走ります…
意を決して!室内へ!!

真っっっ黒です!!!
家財は燃えて黒くなり、家電製品は溶けてしまっています。
溶けたテレビはDVDレコーダーとくっついていました。


こちらは冷蔵庫です。
鉄の骨組みだけが残ってる状態でした。

天井まで黒くなっており、窓ガラスまで破壊されている状態です。

被害が大きかったことを物語っています。

防塵マスクを着用し、仕分けを始めます。

灰が飛んでしまう為、窓を全開には出来ません。
飛び交う灰で視界も悪く、また独特な焦げ臭いにおいの中、真っ黒に焦げている家財の仕分けはなかなか困難でした。
建具も壊れている為、足場にも気を付けながら作業を行います。

この日の気温は30℃を越えていて、現場は4階ということもあり、運び出しでも体力を奪われます。

before

after
無事仕分けを終え、
トイレ、浴槽、畳、キッチンシンク台も撤去し、割れていた窓ガラスも塞いで全ての作業が完了となりました。



作業員全員、全身真っ黒になりながら1日半で作業完了となりました。

火災現場に足を踏み入れたのは私は初めてでしたので、何もかも焼き付くしてしまう火の恐さを目の当たりにし、私自身、火の元には充分注意しようと心に誓いました。
火災というのは本当に恐ろしいです。
これからの季節、乾燥する時期となります。
この現地レポートをご覧になって頂いた方が、
出掛ける前にもう一度、火の元を確認して未然に防いで頂けたら幸いです。
この度はメモリアルにご依頼を頂きまして、誠にありがとうございました。
