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メモリアルの前田です。
今年もあっという間に一年の半分が過ぎてしまいました。
6月に入ると、連日雨の日が続いていますね。
雨の日は足元が悪いのでトラックまでの積込の際に注意深くなったり、また、晴れていても蒸し暑い日が多く、梅雨時は体力が消耗されます。
ですがメモリアル作業員は今日も元気に現場に向かいます!
今回、ご紹介する現場は前橋市南橘町にある平屋住宅の家財整理です。
………ここの現場、ただの家財整理ではございません。
日頃雨風にも暑さにも負けず、元気いっぱいの作業員達ですが、メモリアル史上最大のごみ屋敷を目の前にして作業員一同、フリーズ状態となりました………
その一部始終をレポートしていきます!
《一日目》
「この現場、天井が見えないし、隙間もないから見積もりができない!」
どんなに過酷な現場でも見積りを済ませてくれる我らが瀬川社長が入室できない部屋とは一体どんなものなのか…と作業員一同不安いっぱいで現場に向かいました。
現場到着し、まずは現状確認をします。
普段なら現場をみてすぐに作業段取りをたてるのですが、作業員一同絶句で動けず…。
玄関ドアは開かず、勝手口しか開かない状況。
この小さなドアから作業をすすめるのは困難だと判断し裏の庭先へ…。
とにかく物を出すしかない!!!と気合いを入れて掘り進めていくこと2時間半。
猫のご遺体や大勢のゴキブリ達と遭遇しながら無事地面とのご対面です(^-^;
ここで男性作業員は別現場に向かい、女性作業員のみが残ったのですが、怯むことなく室内の入室を試みます!!
ごみの圧で湾曲している窓ガラスをバールで持ち上げながらゆっくりと外して…
いざ室内へ!
え?
またもフリーズする作業員。
そびえるごみの絶壁が私達をお出迎えしてくれました。
もうひたすら崩すしかない!!!とどんどん崩し始めます。
しかし…作業を3時間程進めても一向に減らないごみの山。家の間取りもわからず、崩しても崩しても壁も床も見えず、終わりの見えない作業に困惑してしまいました。
やっと部屋の片隅が崩れて瀬川マネージャーがごみ山を昇って確認すると………
大人一人がやっと寝そべるくらいの隙間しかなく、天井までゴミいっぱいの状況でした。
《二、三日目》
男性2名、女性3名で作業開始です。
ごみの絶壁を軽々と登っていく桑山主任と横島副主任。頼もしいです!
男性作業員が上から押し出しながらごみ山を崩し、崩れてきたごみを女性が仕分けを行うという方法で行いました。
この蓄積されたごみ達は圧縮されていてカチカチに固くなっています。
女性ではなかなか崩せないごみ山もメモリアル男性作業員達はたくましいので、どんどん崩してくれました。
しかし、庭先を片付けている時から猫の遺体やエサの袋が大量にあったので勘づいていたのですが…
ごみ屋敷の中は強烈な動物臭がしており、猫やネズミの糞が散乱していました。また排泄済みおむつ等も多くあり、視覚・嗅覚共に過酷な現場でした。
そんな中でもごみに紛れている現金はメモリアル作業員は見逃しません!!!
ごみ山が崩れていくとタンスや棚が出てきてやっと生活感を感じる物がありました。
ごみ屋敷の特徴としては下から45リットルごみ袋→レジ袋に入ったごみ→そのままのごみという順番に積み重ねられていました。
恐らく最初はごみ袋にまとめていて、ごみを出そうとしていたのでは……
そのうちにどんどん溜まっていき、そのままごみを放置する生活になってしまったのでは。と考えられます。
2日かけ2部屋分のごみ山が片付きました。
しかし…
扉を開けるとまたもやごみの壁とご対面です。
もはや崩れてこないごみ山の安定感に感動すらし始めました…。
《四、五日目》
男性2名、女性3名で作業開始です。
ごみ山を崩す作業にも慣れてきて、トイレ、キッチン、浴室の片鱗も見えてきました。
玄関ドアまで開通すると、作業員達で拍手が起きてしまう程でした。
《六、七日目》
男性3名、女性3名で作業開始です。
ついにラストスパート!
ゴミ山の下から出てきた家具の中の仕分け、飲料水段ボール約20箱分の処理をし、家の周りに生い茂る草を刈り、無事簡易清掃まで済ませました。
after
ゴミの圧で天井が抜けていました。
こうしてメモリアルの歴史に刻まれる最大量のごみ屋敷での作業は6日半かけて完了となりました。
この現場は過酷ではありましたが、確実に作業員達の結束力を高めてくれ、メモリアルを成長させてくれる結果となりました…。
この度はメモリアルにご依頼を頂きまして、誠にありがとうございました。